雑草のうた、九。 ざっそう 『草木塔』七百一句のうち、九句に。 名のない草をひとまとめに呼ぶとき、山頭火はそこに自分を数えていた。章の名「雑草風景」にもなっている。「あるがまま雑草として芽をふく」。 秋となつた雑草にすわる鉢の子 やつぱり一人がよろしい雑草其中一人 旅の法衣がかわくまで雑草の風行乞途上 待つでも待たぬでもない雑草の月あかり山行水行 食べる物はあつて酔ふ物もあつて雑草の雨山行水行 ともかくも生かされてはゐる雑草の中山行水行 すわれば風がある秋の雑草旅から旅へ あるがまま雑草として芽をふく雑草風景 死んでしまへば雑草雨ふる雑草風景 よく使われることばの一覧へ
名のない草をひとまとめに呼ぶとき、山頭火はそこに自分を数えていた。章の名「雑草風景」にもなっている。「あるがまま雑草として芽をふく」。