藪のうた、八。 やぶ 『草木塔』七百一句のうち、八句に。 庵のうらにはいつも藪があった。藪柑子、藪椿——藪かげの小さなものたちへのまなざし。「おのれにこもる藪椿咲いては落ち」。 落葉あたたかうして藪柑子其中一人 月がうらへまはれば藪かげ山行水行 藪柑子もさびしがりやの実がぽつちり山行水行 住みなれて藪椿いつまでも咲き雑草風景 風がほどよく春めいた藪と藪雑草風景 藪にいちにちの風がをさまると三日月柿の葉 藪から鍋へ筍いつぽん孤寒 おのれにこもる藪椿咲いては落ち孤寒 よく使われることばの一覧へ
庵のうらにはいつも藪があった。藪柑子、藪椿——藪かげの小さなものたちへのまなざし。「おのれにこもる藪椿咲いては落ち」。