てふてふのうた、十。 『草木塔』七百一句のうち、十句に。 蝶々の旧仮名。ひらひらという羽の音まで、字面に見えるようである。「てふてふうらからおもてへひらひら」。 てふてふうらからおもてへひらひら其中一人 霽れててふてふ二つとなり三つとなり山行水行 てふてふもつれつつかげひなた雑草風景 てふてふひらひらいらかをこえた柿の葉 ぬれててふてふどこへゆく柿の葉 墓場あたたかうしててふてふ柿の葉 てふてふうらうら天へ昇るか柿の葉 草は咲くがままのてふてふ孤寒 人に逢はなくなりてより山のてふてふ旅心 それは死の前のてふてふの舞鴉 よく使われることばの一覧へ
蝶々の旧仮名。ひらひらという羽の音まで、字面に見えるようである。「てふてふうらからおもてへひらひら」。