ふかいうた、十。 『草木塔』七百一句のうち、十句に。 山がふかく、秋がふかく、落葉がふかい。奥へ奥へ入っていく人の形容詞である。「わたしと生れたことが秋ふかうなるわたし」。 落葉ふる奥ふかく御仏を観る其中一人 空のふかさは落葉しづんでゐる水山行水行 山ふかく蕗のとうなら咲いてゐる旅から旅へ 落葉ふかく水汲めば水の澄みやう雑草風景 山のふかさはみな芽吹く柿の葉 わたしと生れたことが秋ふかうなるわたし柿の葉 何を待つ日に日に落葉ふかうなる柿の葉 秋ふかい水をもらうてもどる柿の葉 秋もいよいよふかうなる日の丸へんぽん銃後 このみちをたどるほかない草のふかくも旅心 よく使われることばの一覧へ
山がふかく、秋がふかく、落葉がふかい。奥へ奥へ入っていく人の形容詞である。「わたしと生れたことが秋ふかうなるわたし」。