土のうた、九。 つち 『草木塔』七百一句のうち、九句に。 歩けば踏みしめ、播けば起こす土。そして最後は、帰っていく場所でもある。「花いばら、ここの土とならうよ」。 しぐるる土をふみしめてゆく鉢の子 花いばら、ここの土とならうよ行乞途上 朝の土から拾ふ行乞途上 しぐるる土に播いてゆく山行水行 ふるさとの土の底から鉦たたき柿の葉 しぐるる土をうちおこしては播く柿の葉 ふたたびは踏むまい土を踏みしめて征く銃後 その一片はふるさとの土となる秋銃後 朝の土をもくもくもたげてもぐらもち鴉 よく使われることばの一覧へ
歩けば踏みしめ、播けば起こす土。そして最後は、帰っていく場所でもある。「花いばら、ここの土とならうよ」。