日のうた、十一。 ひ 『草木塔』七百一句のうち、十一句に。 お日さま、日ざかり、日かげ。日は時計を持たない人の時計だった。「日が山に、山から月が、柿の実たわわ」。 日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ山行水行 向日葵や日ざかりの機械休ませてある山行水行 山のあなたへお日さま見おくり御飯にする山行水行 枯れたすすきに日の照れば誰か来さうな山行水行 日ざかり落ちる葉のいちまい山行水行 寝床へ日がさす柿の葉や萱の穂や山行水行 日かげいつか月かげとなり木のかげ雑草風景 悔いるこころに日が照り小鳥来て啼くか雑草風景 日の光ちよろちよろとかげとかげ雑草風景 日ざかりの千人針の一針づつ銃後 日が山に、山から月が、柿の実たわわ鴉 よく使われることばの一覧へ
お日さま、日ざかり、日かげ。日は時計を持たない人の時計だった。「日が山に、山から月が、柿の実たわわ」。