逢ううた、六。 あう 『草木塔』七百一句のうち、六句に。 旅の人にとって、逢うことはいつも、わかれのはじまりだった。「いつとなくさくらが咲いて逢うてはわかれる」。 また逢へた山茶花も咲いてゐる鉢の子 逢ひたい、捨炭山が見えだした鉢の子 落葉を踏んで来て恋人に逢つたなどといふ山行水行 いつとなくさくらが咲いて逢うてはわかれる旅から旅へ もう逢へますまい木の芽のくもり旅から旅へ 人に逢はなくなりてより山のてふてふ旅心 よく使われることばの一覧へ
旅の人にとって、逢うことはいつも、わかれのはじまりだった。「いつとなくさくらが咲いて逢うてはわかれる」。