石のうた、九。 いし 『草木塔』七百一句のうち、九句に。 石は腰をおろすところ、水の湧くところ。歩く人の句では、石はいつも休息のそばにある。「石に腰を、墓であつたか」。 しとどに濡れてこれは道しるべの石鉢の子 冬雨の石階をのぼるサンタマリヤ鉢の子 秋風の石を拾ふ鉢の子 石をまつり水のわくところ行乞途上 石があれば草があれば枯れてゐる山行水行 秋風の水音の石をみがく雑草風景 朝の雨の石をしめすほど旅心 石に水を、春の夜にする旅心 石に腰を、墓であつたか鴉 よく使われることばの一覧へ
石は腰をおろすところ、水の湧くところ。歩く人の句では、石はいつも休息のそばにある。「石に腰を、墓であつたか」。